寒冷地山形でも育てやすいシンボルツリーについて
投稿日:2021年12月16日
こんにちは!
いつもHPをご覧いただき
ありがとうございます。
設計・CAD担当の冨樫です^_^
天気予報にも雪マークが増えてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒い日が続くようですので、体調管理には気をつけたいと思います!
さて、前回ご紹介しましたシンボルツリーですが、
ここ寒冷地山形でも育てやすいものは何か?今回ご紹介いたします。
・シャラ(別名ナツツバキ)
シャラは昔から寺院などに植えられてきた日本原産の落葉高木です。
生長するにつれて樹皮が剥がれ、美しい斑模様が現れます。
夏にツバキに似た白い花を咲かせることから、ナツツバキと呼ばれることもあります。
日当たりを好む庭木ですが、強い西日が当たると葉焼けを起こします。
植える場所は十分に考慮しましょう。
また根が浅く乾燥しやすいため、根元をカバーして水の蒸発を防ぎ、
水切れを起こさないよう管理する必要があります。
・ヤマボウシ (別名 ヤマグワ)
ヤマボウシは、日本や中国、朝鮮半島に分布するミズキ科の落葉小高木で、
シンボルツリーから公園木、街路樹まで幅広く利用されています。
ハナミズキの近縁種にあたり、花の形も良く似ています。
ハナミズキの花は先端がくぼんでいるのに対し、
ヤマボウシの花は先端が尖っているのが違いです。
また開花期がハナミズキより遅く、葉が開いてから花が咲きます。
こちらも紅葉や果実など、季節ごとに様々な楽しみがある庭木です。
・エゴノキ(別名 チシャノキ、チサノキ)
日本全土に分布するエゴノキも、寒冷地での栽培におすすめできます。
耐寒性・耐暑性ともに高く自然樹形が美しいことから、公園や緑地だけでなく、
シンボルツリーとしても人気です。
5月から6月にかけての新緑の時期には、鈴なりの白い花が枝の先いっぱいに咲き、
その特徴的な美しさから「森のシャンデリア」と呼ばれています。
原種の花色は白ですが、ピンク色の花を咲かせる品種も存在します。
・エメラルドグリーン (別名 ニオイヒバ)
エメラルドグリーンはコニファーの1種で、常緑で冬でも葉を落としません。
その名の通り鮮やかな緑色が美しく、葉に光沢があります。非常に寒さに強く、
寒い地域でのシンボルツリーに最適です。
冬は少し褐色を帯びてきますが、クリスマスツリーとして楽しむこともできます。
また刈り込みに耐えるため、生垣として利用しても良いでしょう。
ニオイヒバの園芸品種であるエメラルドグリーンは、
葉を揉むことでパイナップルのような爽やかな香りがします。
・イロハモミジ (別名 イロハカエデ、タカオモミジ)
イロハモミジは北半球原産の落葉高木樹で、紅葉の美しさが特徴的です。
その立ち姿は和風テイストの住宅に特に相性がよく、
現在は和風シンボルツリーの代表格にもなっています。
紅葉が醍醐味のイロハモミジですが、花や翼果も楽しむことが可能です。
紅葉を美しくするためには3つのポイントがあり、日当たりと昼夜の温度差、
入念な管理が必要になります。
夜にしっかりと冷え込む寒冷地では、昼夜の温度を作りやすく、
綺麗な紅葉が見やすいでしょう。
寒冷地でのシンボルツリーの育て方のポイント
知らないうちに木を弱らせてしまったり、最悪の場合枯れてしまう可能性もあるため、
この項目で解説する内容をしっかり把握しておきましょう。
・剪定のタイミング
寒冷地での剪定は、雪が降り始める前に行っておきましょう。
伸びた枝に雪が積もって折れてしまったり、折れた部分から細菌に感染してしまったりと、
木に悪影響を及ぼす可能性があります。そのままでは枝や幹が変形してしまったり、
倒木してしまうことも考えられるため注意が必要です。伸びすぎた枝は早めに取り除き、
透かし剪定で雪が積もる面積を減らしておくことをおすすめします。
・肥料・虫除けに注意
寒冷地では、しっかりと寒肥を与えておくことも重要です。
冬の間に肥料が分解され、春の生長期に栄養が行き渡ります。
寒肥が十分に施されたかどうかによって、次の年の生長や花つきが決まってしまうと
言われています。必ず与えるようにしましょう。
また、温暖な地域に比べて虫が少ない寒冷地であっても、
虫除けはしっかりと行っておきましょう。
絶対に虫が来ないということはありませんし、
被害を受ける前に対策しておくことが重要です。
薬剤を散布しておくのも1つの手段ですが、
定期的な剪定で風通しを良くしたり、日頃から様子を観察しておくことをおすすめします。
どれも寒さに耐性があり、寒い地域でも安心して育てることが可能といわれています。
どんな木を選ぶか迷っている方は、是非参考にしてみてください。
それぞれのご家庭のライフスタイルやご要望・ご予算に合わせた
シンボルツリーのご提案、アドバイスもさせて頂いております。
詳しく知りたい方は
設計士・スタッフにお気軽にご相談下さい^_^
設計・CAD担当
冨樫